セレブ御用達の熊野筆。筆の都・広島県熊野町にある「筆の里情報センター」

熊野筆は180年の歴史を有し、国内生産量が全国一と言われる伝統的工芸品ですが、この地域の特色を生かした筆の里づくりの中心的な役割を担う施設が「筆の里工房」だ。創造的な活躍を通じ、町民一人一人が「こころの通うまちづくり」に参加し、筆の里にふさわしい地域文化の創生を図ろうと設立された。この歴史ある熊野筆の情報を伝える施設として改修された筆の里情報センターは、熊野筆の価値をいっそう高める美しさと格式の高さが表現されているので、ぜひ足を運び、世界が注目する熊野筆の技術力の高さを感じていただきたい。

筆の里情報センターの様子1
筆の里情報センターの様子2
筆の里情報センターの様子3

熊野筆は広島県安芸郡熊野町で生産され経済産業大臣指定伝統的工芸品として指定されている筆のことで、産地組合である熊野筆事業協同組合が管理する団体商標である。 「筆の都」と称する日本最大の生産地で、日本四大産地を形成している。

毛筆は1970年代以降、外国製の安価な普及品やマジック・ボールペンといった文房具の多様化、そしてPCやスマホの普及などにより需要が増えいかない中で、毛筆に代わって台頭したのが化粧筆だ。
戦後から本格的生産が始まり、1950年代には化粧筆生産は順調に軌道に乗り、1960年代から化粧筆の生産が拡大し、大手化粧品メーカーのOEM生産や化粧品とのセット販売も行われるようになった。
そして従来の熊野筆の製造技術に欧米技術を取り入れるなど技術革新に努めた結果、現在化粧筆世界トップシェアの白鳳堂が1995年にカナダの化粧品メーカーであるM・A・CとOEM契約を結び、転機になった。

やがて海外で化粧筆の品質が認められ、ハリウッドセレブ御用達、あるいはパリコレのメイクアップアーティストが認めた筆と謳われるようになり、国内メディアでも熊野の化粧筆が取り上げられると注目され始め、2011年に女子サッカーのなでしこジャパンへの国民栄誉賞記念品として取り上げられたことで国内での知名度が一気に上がることになった。

OPEN:2016.02.11

筆の里工房
〒731-4293 広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
TEL:082-855-3010
開館日:平成6年9月20日
設置者:広島県熊野町
指定管理者:一般財団法人筆の里振興事業団

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