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よみがえる国宝、吉備津神社本殿・拝殿修復工事その1

これらの写真は岡山県岡山市北区吉備津にある吉備津神社である。

皆さんもよく知っている昔話の桃太郎だが、この桃太郎のモデルとなった吉備津彦命を祀っている神社こそこの吉備津神社である。

昔話のモデルを祀る神社なので歴史も古く、多くの建築物が文化財として指定されている。

今回は吉備津神社にある文化財指定を受けている建築物を紹介したい。

本殿・拝殿

 1425年に遷座。国宝に指定されており、その屋根は比翼入母屋造と呼ばれる、入母屋造の屋根を前後に2つ並べた屋根形式になっている。この様式は吉備津神社独自のもので吉備津造とも呼ばれている。また、本殿と拝殿の配置等も独特となっており、全国でも類を見ない構造となっている。

南随神門、北随神門

 国の重要文化財に指定されており南随神門が1357年の再建、北随神門が1542年の再建となっている。特に南随神門は吉備津神社では現存する最古の建築物となっている。

御釜殿

 国の重要文化財に指定されており1606年に再建。釜の上に蒸篭を置いてその中にお米を入れ、蓋を乗せた状態で釜を焚いた時に鳴る音の強弱・長短等で吉凶を占う鳴釜神事を行っている。

■回廊

 岡山県の重要文化財に指定さてれおり全長約400mの長さを誇る。

建築物のみでこれだけの文化財指定を受けていることからも吉備津神社がどれだけ貴重で魅力あふれる場所なのかを想像頂けると思う。

この中でも国宝の本殿・拝殿については2005年~2008年の時間をかけて保存修理工事を行っている。このような歴史的にも貴重かつ重要な建築物はどのような手法・技術で修理されていくのか興味を惹かれる方も多いと思う。次回より具体的な修理工事の内容について紹介をしていきたいと思う。

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