徳島県の山間の町に溶け込む大型木造建築

徳島県北東部に位置する吉野川市に自然の風合いを生かした木造の市立高越こども園がある。
KES構法による大型木造の公共施設である。

高越こども園は、徳島自動車道の脇町ICから車で30分程の徳島県の山間の町、吉野川市山川町の川田川沿いに高越小学校に隣接して建っている。
この建物はKES構法を用いた大型の木造建築物で、木構造による躯体の造形が非常に美しい。

KES工法による基礎の様子

公共建築物の木造化や内装木質化は、2010年に公共建築物等木材使用促進法が施行されて以降、国が積極的に推進しているが、その具体化のために官庁工事の「木造計画・設計基準」なども新たに制定されるなど、これに対応した動きも出てきている。今後、公共建築物の木造化・木質化の流れを受け、木のまち・木のいえ整備促進事業等の補助金制度も整備されるなど民間の建造物にも波及が期待されている。また公共建築物では地域経済の活性化を目的として木材の地産地消も推進されており、木造建物の魅力が存分に発揮され、地域の人にも喜ばれる施設づくりが地方自治体の大きな課題となってきている。今回紹介したこども園は、公共施設など大型の木造建築物に向いているKES構法を用いた好事例として注目すべき物件の1つである。

吉野川市立高越こども園(徳島県吉野川市山川町)
KES構法/2017年8月完成
設計:株式会社 東畑建築事務所
施工:株式会社 奥村組
KES部材 供給 株式会社シェルター
木造部面積 6029.72㎡

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