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いいまちおかやま 第23回 米倉将斗(株式会社タカラ 代表取締役社長)

RSKラジオで13:00〜16:00に放送中の「あもーれ!マッタリーノ」のコーナーに、株式会社タカラ 代表取締役社長 米倉将斗様が出演されました。

ラジオ収録の様子

奥富アナ:<いいまち おかやま>このコーナーは、いいまち.jpの提供でお送りします。
この時間は、岡山の歴史や芸術・衣食住に関連する活動や技術開発などで活躍する企業や人物にスポットをあて、岡山の魅力を発信していくというコーナーです。

多賀アナ:はい。

奥富アナ:今日はですね。株式会社タカラ、カタカナで「タカラ」と書きます。株式会社タカラ代表取締役社長米倉将斗(よねくらまさと)さんにスタジオにお越し頂きました。こんにちは。

多賀アナ:こんにちは、よろしくお願いします。

米倉将斗

米倉様:よろしくお願いします。

奥富アナ:まず、お若い社長でいらっしゃるんですけど。

多賀アナ:若くてとっても素敵でジャニーズ出身みたいな、端正なお顔の方だなと。

奥富アナ:笑顔が優しくてニコニコしてくださって色々お話をお聞きしたいと。

米倉様:恐縮です。46なんですけど。

奥富アナ:お若い社長で。さて、株式会社タカラですけれども、どんな会社とご紹介すればよろしいでしょうか?

米倉様:誰でも分かるようにご説明させて頂くと、高級婦人服、プレタと呼ばれるところをずっと縫い続けて今年の9月で73年目を迎えます。
内容的にいうとパリコレから、グレーの誰もが見たことあると思うんですけど、宝塚の制服を数十年来、うちから出荷しています。

奥富アナ:え!

多賀アナ:作っているのが?

米倉様:うちなんです。

奥富アナ:宝塚の服は、タカラが作っている。

米倉様:そうなんです。名前をこういうところで言うのがいいのか、私ラジオ慣れてないんで分からないんですが、有名な女優さんとか、みなさん本名でお名前が書いてあるのを出荷して、卒業するまで。冬はコートですよね。

奥富アナ:あのグレーの?はぁ~凄い。

多賀アナ:へぇ~。

米倉様:有名な方の娘さんとかもときどきいらっしゃいます。

奥富アナ:元々は、今岡山と小豆島とおっしゃってましたが、創業は小豆島なんですか?

米倉様:小豆島が始まりになります。

奥富アナ:最初から女性のプレタのようなお洋服を作ってらっしゃったのですか?

米倉様:いえ、最初は子供服とか、その前は人形服とか。本当にこのレベルに来るまでは、かなりの苦労がありまして。特に現会長がバブルの頃に仕組みを変えて内容も変わって大きくなりました。

多賀アナ:へぇ~、凄いな。

奥富アナ:柳川の交差点が桃太郎通りにありますよね。そこから北に行って番町の交差点があって、その柳川の交差点と番町の交差点の間に、いつも気になるガラス張りのお洋服がいっぱい飾ってある素敵な建物があるんですけど。

多賀アナ:ありますね。

奥富アナ:そこにいつも「タカラ」って書いてあるなと思ってたんですけど、あそこが岡山の拠点になるんですか?

米倉様:あそこはどちらかというとオーダーを受けるお店で、地元のある程度富裕層の方が多いんですけど、奥様方にオーダーを入れて頂いたり。

多賀アナ:オーダーメイドの。

米倉様:そうです。隣のグレーのビルが本社になります。

奥富アナ:隣の大きなビルが本社で、小豆島は?

米倉様:本工場です。

奥富アナ:もう70年以上婦人服に特化して、まぁだんだんですけど、社長が何代目ですか?

米倉様:一番最初は学校から始まってまして、縫製の。戦後焼け野原で、皆さん未亡人で手に職をということで始めたのがスタートになりまして、その後、会社が今の形になるのは後になるんですけど、うちの祖父から入れると3代目になります。

米倉将斗

奥富アナ:戦後から。まさに朝ドラになりそうなお話。

多賀アナ:まさにそうじゃないですか。僕らのふるさと、岡山と小豆島がメインの発祥となると、なおさらドラマチックですね。今どこに住まれているのですか?

米倉様:小豆島が生まれなんですよ。岡山市内と両方です。

多賀アナ:船で行ったり来たり?

米倉様:そうです。

奥富アナ:最初に婦人服のブランドのものとかを縫製されていた?

米倉様:そうですね。もともとバブルの頃は海外生産に世の中がシフトする前でしたので、「ピンからキリまで」っていうくらい。その頃、先代がしっかり稼いでくれまして、今の基盤が出来たんですけど。その後、安い人件費を求めた今の形になってきた時に、当時は縫製人員すべて合わせて400~500名いたんですけど、今では100名ほど、国内ではまだ多い方なんですけど、100名の体制でパリコレブランドから、表参道、銀座の高級ブティックまで。

多賀アナ:それはタカラさんで縫製を。縫製の技術が凄いから?

米倉様:技術面で認めていただいているところが大きいんだと思います。

多賀アナ:どんなブランドをパリコレで?

米倉様:コムデギャルソンさんとか、三宅一生さんとか、山本耀司さんとか。川久保玲さんとかは、お会いした時「小豆島のタカラです」と覚えて頂いたり。

多賀アナ:ちょっとワンランク上の。

米倉様:もちろんそういうものが縫えるとこまで時間が掛かっているんですが、今はそういうとこが中心で生き延びているというか。

多賀アナ:縫製は小豆島と岡山でしてるんですか?

米倉様:そうです。

多賀アナ:海外ではなくて?

米倉様:全員日本人で、研修生なしの全員日本人です。

多賀アナ:それがまさに宝ですね。

米倉様:大変なんですけどね。でも、本当にこのコロナの中では、防護服関係のものも国からの依頼であって。

奥富アナ:そういうものも?

米倉様:いや、初めてですよ。でも素晴らしいなって思ったのは、手前味噌ですけどポテンシャルといいますか、縫ったこともない、全く素材から違いますので生産性が大丈夫かなぁと思ったんですけど。最初は苦労したんですが伸びていって、隣ではパリコレブランドが、その隣では防護服がって感じで一定期間ではありますがやってて、今次のことを考えています。

奥富アナ:100名の職人さんを抱えている様な…みなさんの技を考えると。

米倉様:一部私たちのような間接人員もいますが、直接縫ってる人員が大半です。

多賀アナ:そういってもパリコレとか、いろんなブランドのトップの人たちと付き合いをするとなると、経営者として色んなストラテジーとかマーケティング戦略とか考えるの大変じゃないですか?

米倉様:どちらかといったら、いろんな所に多角化をせずに、しっかりと日本でモノづくりを守ってきて、結果が出てきた企業ではあるんです。でも時代的にこの先、百貨店もそうですが、ブランドさんが今回の様にコロナで「もう作りません」ってなったとき大変なことになるんですね。それで今回お持ちしたんですけど、初めてマスクも作りました。

奥富アナ:マスク!これは大変な反響があったと。

米倉様:マスクは小豆島の人口の大半の方が。マスクなかったじゃないですか?!と。元々積んでたあり生地があったので、じゃあそれでやってみようかとなって、そうしたらみなさん工場まで買いに来てくださって。

多賀アナ:あり生地って言ってもパリコレに出している生地もあった訳ですか?

米倉様:そういうのはないんですけど、使えるもので。そうしたらほとんどタダに近いお値段で提供できるじゃないですか。夏には岡山の方で小学生とか子供用に若い方用に、初めて寄贈しました。うちも稼がないといけない時期なんですけど。

多賀アナ:今目の前で持って頂いている。

奥富アナ:つけごごちマスクってこれですか?

米倉様:はい。MとLサイズ。4色で分かれています。

米倉将斗

奥富アナ:これ生地としては、ちょっとつるんとした生地ですけど、これはどういう生地?

米倉様:これは混率を研究したんですけど、何パーセントがポリウレタンでとかありますけど、それによって内側にポケットを付けてまして、不織布も何もなかったらキッチンペーパーでもフィルター代わりになるんですけど。なんでこの素材にしたかと言いますと、綿素材の混率100%綿素材の密度の高い、ワイシャツ生地とかに多いんですが、カットして中に入れると異素材の組み合わせで、シカゴ大学が発表している研究結果がありまして、これはN95マスクと同等ぐらいの飛沫感染防止率を発揮するということを3月4月あたりに見つけまして。

多賀アナ:医療系に匹敵すると。

米倉様:100%かは分からないですけど、作るなら混率の素材でということでポケットを付けました。

奥富アナ:元々の技術があるから、いかようにでもアレンジが、突発的なことがあっても対応出来るってことですよね。

米倉様:6月ぐらいまではまだ仕事動くだろうと見てたんですが、だんだん止まりだしてマスクを本格的に、という話を出したときに、本当はもっとファッションマスクとして角度を吊り上げるくらい引っ張りあげることも出来たんですけど、耳がみなさん痛いってことで…。

奥富アナ:そうなんですよ。

米倉様:ひとつ付けて頂ければわかると思うのですが…。
ずっと付けていても耳が楽な角度を求めて作りました。

奥富アナ:そういう声がね、いっぱいあったんですよね。

多賀アナ:触り心地が凄い。

米倉様:ありがとうございます。

多賀アナ:(着用して)やさしい感じ!

米倉様:耳はね、ずっと付けてても耐えられる。

奥富アナ:へぇ~、それで人気になって…

米倉様:結局付け心地は一番のポイントだと思います。奇をてらったものは一切作ってないです。

奥富アナ:対応されて、これは販売もあるんですか?

米倉様:はい、実は今回初めてお呼び頂いて、聞いていただいている方々へのプレゼントということで、クーポンを。「タカラマスク」と検索するとサイトが出て、トップ画面の4枚重ねで写真が出てくるんですけど、そこの写真の下にtakararskから続く数字を入れてます。それがクーポンコードになりますので、それで25%OFFになるように。

奥富アナ:すいません、仕事が早いな。

米倉様:25日のクリスマスまで。

奥富アナ:「タカラマスク」でご覧頂けますので。

米倉様:写真の下に載っている数字を入れて頂くとクーポンコードになっています。

多賀アナ:こういうマスク一つ一つにもインスタグラムとかをコラボさせている。凄いですよね。

米倉様:今までが足らなかったので、本当に黒子に徹してきているところが強かったんですけど、そういうことをやることによって、CMとか出てるモデルさんが知ってくれて使って頂けたり、つながりとかも、SNSの影響を実感しましたね。

奥富アナ:地元の企業ですので、誇りに思って頂けるのではないかと。ちょっと岡山から離れていらっしゃたとのことですけど、社長からご覧になって岡山ってどんな街だなってご覧になってますか?

米倉様:実際私長く出てまして、15歳から離れてました。戻ってきて数年経っているんですけど、結婚して、うちの妻が岡山に住んでおりますが、客観的に見れる要素が色々ありまして、私が感じるのは食はよく言われますけど、フルーツが本当に死ぬほど美味しい。ビックリするぐらい美味しいです。

多賀アナ:季節ごとにありますからね。

米倉様:関西、東京に住んでて明らかに味が違うことと、安心出来る街というイメージがありますね。医療のことを言われますが確かにそれも感じていて、息子が生まれてうちの親族で初めて岡山生まれが出来まして。

多賀アナ:親族で唯一岡山弁を喋っちゃうみたいな。

米倉様:岡山弁でますね。私の誕生日と同じ日に生まれてきて。岡山というと、食と安心というところと、今瀬戸内海って注目されて、地方創生という部分で結構声掛けられて、「島にあるタカラ」ってことで興味持たれて。でも岡山ってもっとアピールできるものいっぱいあるのになって感じるようになってきました。

奥富アナ:そこを生かせるように岡山の皆さんにも魅力を感じて頂いて、地元にもこういう企業があって、世界に誇れる企業があるんだなって知って頂くきっかけにして頂き、「タカラマスク」のネットからご覧頂ければと。

多賀アナ:番組とコラボしてくれるって素晴らしい…

奥富アナ:今日は、株式会社タカラ代表取締役社長米倉将斗さんに初めてラジオにご出演頂きました。お別れにゲストの一曲を頂いておりますが、今日は何故この曲を選んで頂いたのでしょうか?

米倉様:ミスターチルドレンさんの自分たちの世代のほんとのど真ん中といったら、クロスロードとか大学の頃聴いてました。この足音って歌は6年ぐらい前の曲になると思うんですけど、うちのスタッフが最初教えてくれて、歌詞がね、曲は普通に聴くんですけど、歌詞読んだら結構ぐっとくるものがありまして、今のコロナ禍で迷っている時とか私たちみたいに事業継承する中で悩む人間に共通して後押しになるような歌詞がそこに入ってまして、この曲にさせて頂きました。

奥富アナ:それではみなさんもパワーを感じて頂きたいと思います。本日のゲスト株式会社タカラ代表取締役社長米倉将斗さんでした。ありがとうございました。

米倉様:ありがとうございました。

多賀アナ:癒されました!

奥富アナ:ではお別れに、ミスターチルドレン「足音~Be Strong」


※本記事は、RSKらじお「あもーれ!マッタリーノ」内「いいまちおかやま」で2020年12月2日に放送された内容を再編成したものです。

出演者

株式会社タカラ
代表取締役社長
米倉将斗

ホームページ

http://www.takaragroup.co.jp

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