
いいまち岡山 第1回 北川 克弘(株式会社まつもとコーポレーション 代表取締役)
RSKラジオで13:00〜16:00に放送中の「あもーれ!マッタリーノ」のコーナーに北川 克弘(株式会社まつもとコーポレーション 代表取締役)が出演しました。
ラジオ収録の様子
奥富アナ:いいまち岡山。このコーナーはいいまち. jp の提供でお送りします。
さぁ、この時間は岡山の歴史や芸術、衣食住に関連する活動や技術開発などで活躍する、企業や人物にスポットを当て、岡山の魅力を発信していくコーナーです。
多賀アナ:これ新コーナーでございます!
奥富アナ:今日から始まります!
多賀アナ:素晴らしいコーナースタートです。
奥富アナ:2020年1月8日第一回でございますけれども、初回の今日は「このいいまち岡山」、つまり岡山はもう良いもの・いい会社・いい人いっぱいいるよ、ということで。
多賀アナ:もっと元気にしていこうと。
奥富アナ:このコーナーを企画してくださいました。
多賀アナ:プロデューサーでもあるわけですね。
奥富アナ:はい、スタジオにお越しいただいたのは、このサテライトスタジオがあります表町三丁目のご近所に本社が、おありです。
株式会社まつもとコーポレーション代表取締役北川克弘社長です。よろしくお願いいたしまーす。

北川社長:こんにちはー。あけましておめでとうございますー。
奥富アナ・多賀アナ:おめでとうございます、本年もよろしくお願いいたしまーす。
北川社長:よろしくお願いいたします。
奥富アナ:わあああ。表町の商店街が大変なことになっております。
多賀アナ:すごいですね、5000人ぐらいの……
奥富アナ:いや、5000人は嘘(笑)
多賀アナ:あの社員の皆さん、いや社員の皆さんって言っちゃダメでしょうけど(笑)
奥富アナ:あはは、ダメでしょうよ(笑)
北川社長:アハハハ(笑)
多賀アナ:たくさんいらっしゃってますけども

奥富アナ:あの、ゴールデンボンバーの樽美酒研二以来の人数で、すごいですよ!
多賀アナ:そうなんですよ、彼が来たときはすごい人だった。
奥富アナ:もうドッヒャアアアって人が来たんです。
多賀アナ:それに負けないぐらい今日、オーディエンスの皆様いらっしゃってますねえ。
北川社長:アハハ(笑)
奥富アナ:まあ会社の皆様、ご近所ということもありますけれども、皆行くよって言ってお連れになったわけではなく。
北川社長:いえいえいえ、何も。
奥富アナ:あの三々五々いらっしゃったらこんなことになってらっしゃるという。
北川社長:ええ、そうですね。
奥富アナ:皆さんどうも、お疲れ様です。
多賀アナ:お疲れ様です。寒い中すみませんこんにちはー!(オーディエンスに向かって手を振る)
奥富アナ: アハハハハハハ!(笑いながら手を振る)
オーディエンス一同、手を振る。
多賀アナ:ああ明るいですね皆さん!手を振っています!
奥富アナ:明るい会社でございます。まあ岡山は本当にいいまち、頑張ってる方や企業もいらっしゃる、いいところもあるしっていうところをちょっとピックアップしていく企画があってもいいんじゃないの?っていうことで、ご提案くださいました第1回まつもとコーポレーションの北川社長にお越しいただいております。
改めましてですがまつもとコーポレーションっていうのはどういう会社かっていうのをまず始めに教えてください。
多賀アナ:すごい歴史があるんですよね!
北川社長:はい。あの、今年の3月1日で創業105年を迎える会社でございます。
奥富アナ・多賀アナ:すごい!
北川社長:建築工事を主体にやっております。
創業者は松本吉平と言いまして、香川県の本島でですね、小学校を出た後、塩飽大工(塩飽水軍の船を作っていた船大工)だったお父さんより薫陶を受けて、でまぁ途中戦争にも行ったりもしたんですけども、大正5年に岡山で、土木建築請負業松本組を創業されました。
奥富アナ・多賀アナ:はぁー。
北川社長:今年の3月1日で、えー105年を、迎える事になりました。
多賀アナ:はー、すごいですねー。
奥富アナ:あの建築のお仕事を。
北川社長:主体が建築ですね。まあ土木とかあの舗装工事もやっておりますけども。
奥富アナ:例えば、こういったものっていう具体的なお仕事っていうと。
北川社長:そうですね。国宝の吉備津神社さんの本殿屋根の改修工事をさせていただいたのと、昨年末はですね、あの本殿に行くと、階段のところに北随神門っていう国の重要文化財があるんですが、これを1年がかりでですね、修復をさせて頂いて、去年の年末にですね、無事完成いたしました。年末年始にかけて吉備津神社を訪れた方は北随神門をくぐって本殿に行かれたという風に思います。
奥富アナ:そうでしょうねー。
多賀アナ:すごいですね。
奥富アナ:こうした例えば国宝とか重要文化財のようなものっていうのはやっぱり特別な技術とか知識なども必要ですよね。
北川社長:そうですね。あの純和風の建物ですから、そういった職人さんに、やっていただかないいけないんですけれども、岡山にはそういう職人さんがやはりいらっしゃるんですね。
奥富アナ:そういう建物ももうたくさん有しているというところもありますよね。
北川社長:そうですね。歴史と伝統の街、だと思うんですね。
多賀アナ:はい。
奥富アナ:はあ。そう言って改めて言っていただけると自分たち岡山県人でありながら、そうなんだよね、ってあの誇りに思えることもありますもんねー。
北川社長:そうですね。
奥富アナ:その他にももちろん近代的な建物だったり、もうジャンルは色々と言ってもよろしいですか。
北川社長:そうですねあの超高層の建物を建築することは難しいのですが、最近でいえばやはり昨年末に完成したBRANCH岡山北長瀬ですかね。
多賀アナ:新しい町が出来ましたねえ!
北川社長:はい、大和リース株式会社さんからお仕事をいただいて施工をさせていただきました。
奥富アナ:はぁー。町をつくるっていうのは、言ってみたらその建築のお仕事をされているとちょっと、夢みたいなところもおありになるのかな、と思うんですけれども。
北川社長:そうですね。当然、
奥富アナ:トータルでですねえ。
北川社長:設計もしますけれどもそういった大きいのはやはり発注者さんがですね、やっぱ専門の計事務所さんにお願いをされ、壮大な計画をされて、私どもはその図面に基づいて施工させていただくという持分になりますね。
多賀アナ:JR北長瀬駅前のBRANCH岡山北長瀬、お邪魔しましたけども本当に夢があふれて人が集って、憩える空間になっている。そして文化の香りがする。
北川社長:そうですね。
多賀アナ:それがやっぱり105年の歴史と、うまく醸造していってるような世界ができてますよねえ。
北川社長:フフフフ、ちょっと褒めすぎかも(笑)
多賀アナ:アハハハ、褒めすぎじゃないですよ!(笑)
奥富アナ:社長がなんか、急に、無口になられてモゾモゾし始めて(笑)
北川社長・多賀アナ:(笑)
奥富アナ:多賀さんの言葉が(笑)
多賀アナ:いや本当にそう感じたんですよ、そのままを。
北川社長:ありがとうございます。
奥富アナ:今社員の皆さん、たくさんお越し下さってますけれども、あの、何人ぐらいいらっしゃるんですか。
北川社長:ええ、70名おります。
奥富アナ:はあー。あの、若い方もおいでになって。いいですよね。
奥富アナ:新入社員の方もまた入られる予定で?
北川社長:そうですね、今年は7名を予定しています。
奥富アナ:へええ。建築の世界っていうのも105年という歴史の中で見ると、やはり時代の流れで、どんどんあり方も変わってきてますよね。
北川社長:どんどん変わってますね。はい。ただその建設業についてはIT化が他の産業に比べて大変遅れている。やはり手で作る部門っていうのはなかなか機械化できない、という面がありますが、管理部門などについてはどんどんIT化が進んできております。
奥富アナ:ただ施主の立場としては人の目で見てもらいたいっていうところもあるかもしれませんね。
北川社長:そうですね、はい。おそらく今後紙の設計図面というものががなくなり、3Dでも見れるっていう形に変わってくるんだと思います。
奥富アナ:ああなるほどー。
多賀アナ:でも塩飽水軍の船を作っていたその心意気というのは多分、105年間ぶれてないんだと思います。
奥富アナ:そうなんでしょうねえ。
多賀アナ:だからこそ今こういう風に105年も続く企業って、なかなかないんですよ。
奥富アナ:そうですねー。社長はまつもとコーポレーションにおいでになって、社長になられて今何年ですか。
北川社長:社長に就任して3年がたち、岡山に来てからは4年が過ぎました。
奥富アナ:はああー。会社の強味、まつもとコーポレーションの強味ってここだなっていうのどんなところに感じてらっしゃいますか。
北川社長:今までいくつかの建設会社にいたんですけども、うちは本当に一生懸命ものを作る職人の魂とそういうか魂がですね、引き継がれているな。という風に思います。ただお金儲けは上手じゃないな、と。
多賀アナ・奥富アナ:アハハハ(笑)
奥富アナ:職人さんの集まりなんですね。
北川社長:でも、ものをつくることにプライドをですね、持っているのが誇りです。
多賀アナ:それが大切な部分です。
奥富アナ:それこそですよね。多分歴史に繋がってるところで、それがあれば、そこは社長がコントロールをなさって、というところも。
北川社長:そうですね。
奥富アナ:やっぱりこう一括して見ることができる方がいらっしゃるということですよね。
北川社長:そういうことですね。創業者が言ってるのはですね、
「商品を買ってもらうんじゃなくて技術を買ってもらえ」、っていうことなんです。
多賀アナ:はぁーーー。いい言葉ですね。
北川社長:はい。我々技術屋はね、技術を買ってもらっていくらなんですよね。
奥富アナ:はぁー。まあできたその箱ではなく、いかに作ったかという技術を。
北川社長:そうですね、いかに作れるか、という。まあできた製品も良くなきゃいけないんですけどね。
奥富アナ:そういったところもちゃんと見てもらえるような商品、建物作りをなさっているというところですよね。
北川社長:はい。
奥富アナ:105年という歴史ですけれどもこれから、こういう風に展開していくという新たにこう動き出してるような展開していってる所ってありますか。
北川社長:昨年になるんですけども、また天満屋さんグループのですね、株式会社ティ・シー・シーさんとですね、資本・業務提携を締結させていただきまして、ティ・シー・シーさんは企画とかブランディング、広告とかそういったこと主にされていて、それ以外にも内装工事やテナントのリーシングもすることができる。
これは全て私共にないアイテムですので、提携することによってですね、ワンストップで、企画提案設計施工、監理までできるように提案していこうと。
実はですね、提携をして、この番組を2社で運営したいという思いに至ったのも岡山の魅力を、リスナーの皆さん、そして日本中に岡山の魅力を PR しよう、というところからです。
奥富アナ・多賀アナ:ああどうもありがとうございます。
多賀アナ:実は、あの北川社長は岡山出身ではない。
奥富アナ:そうですよね。
多賀アナ:そういった方が、岡山を元気にしたくていろんな人がいるんだよーって僕らに教えてくれるっていうのがね、なんか本当にすごいなあって思っちゃうんですよね。
奥富アナ:いやぁすごい企業もあるってことですもんね。そうやって手を組むことができる技術と、あの能力を持っている企業があるってことですよね。
北川社長:はい、そうですね。岡山は、僕は北海道で生まれて東京に行って岡山に来たんですけど、こんなに歴史がある素晴らしいところが、京都、奈良の次は僕は岡山だと。でも岡山の人知らないんです。
奥富アナ:気付いてない。
北川社長:この魅力を。
多賀アナ:気付いてない。アハハハ(笑)
奥富アナ:あああー、分かる!ハハハ、我ながら、分かります。なんかね、この自慢する事ってあまりできなかったりするんです、そんなそんなってついつい言っちゃう。
北川社長:太古の時代から人が住んでるんですよね。地震もない台風もない。だから吉が備わってるから吉備の国って言うんですよね、きっとね。
奥富アナ:へええ!それなのに、へへ(笑)
北川社長:なのに、住んでる人は、魅力を知らない。
奥富アナ:もっと気付いたほうがいい。発信したほうがいい。っていうことですよねー。
奥富アナ:はー、これよく言われることですよ。
多賀アナ:そうですよね。
奥富アナ:ほんと学びますよね、こうやって教えていただくと。
北川社長:それと、自宅から歩いて、のぞみ乗れるの岡山しかないですよ。
奥富アナ・多賀アナ:はぁー!あっ、そうなんだあ。
北川社長:新幹線が止まる駅から歩いて行けるところでマンションがあったとしても、住むのに大変のお金がかかりますし、スーパーもありませんから、生活はできないですよね。だけど岡山はそれができるんですよ。
多賀アナ:住みやすい街だと。
奥山アナ:この利便性、歴史。いろんなことにまだ岡山県民が、気付いていないということは、逆に、良い捉え方をするとすると、岡山ってまだまだ可能性がある街。
北川社長:これからですよね。
だってリニアきますよ必ず。
多賀アナ:はい。
奥山アナ:え、来ます?
北川社長:来る。
多賀アナ:岡山まで来る。
北川社長:首都圏移転ですよ、きっと。
奥山アナ:来ます?
多賀アナ:ふふ。
北川社長:だって天災がないとこですもん。
奥富アナ・多賀アナ:はぁー、そうですよねー。
北川社長:関東大震災が起こる可能性も非常に高いって言われているなかで全国で一番安全な街が岡山ですよね。
奥富アナ:岡山に軸足を置いてくれると安心なんだよ、ということをどんどん日本中に発信していきたいところですよねえ。
多賀アナ:そういう新しい街をまつもとコーポレーションがリーダーとなって作っていくと!
北川社長:おおおおー!すごいですねそれ!
奥富アナ:岡山の魅力をどんどん気付いていって欲しいなというコーナーを今日から始めさせて頂くということなんですが、いろいろお話をお伺いしましたが、「岡山ってどんな街?」という問いに一言でお答えいただくとすればどんな街ですか。
北川社長:「もっともっと」住みたい街。
多賀アナ:ほおー!「もっともっと」、がつくんだ。
北川社長:はい。北に生まれて南下南下してきておりますのでね。
奥富アナ・多賀アナ:(笑)
多賀アナ:北海道で生まれてね。
北川社長:こんないいとこないですよね。
多賀アナ:へえー、そうなんですか?
北川社長:ええ、そう思います。
多賀アナ:はあー。そう言われるとすごく嬉しくて。
奥富アナ:ただ住みたい街ではなくて、もっともっと住みたい街。
北川社長:でも時々東京に行きたいですね。
奥富アナ・多賀アナ:アハハハハ(笑)
多賀アナ:それでものぞみでパッと行けちゃうという。
奥富アナ:まあそういう利便性はあるっていうことですもんね。
北川社長:15分おきに新幹線があるわけですから。
奥富アナ:毎回このコーナー聞いていただくと、ああやっぱり岡山いいなあ。とねえ。皆さん改めて思っていただけるようなコーナーにしていきたいなと思っておりますので、また楽しみにね、この「いいまちおかやま」これからも頑張ってお伝えしていこうと思います。
多賀アナ:僕らの役目というのは本当伝えるというところですよね。
特に県外からいらっしゃった方にそう言っていただけると本当にそう思います。
北川社長:今後ともぜひ宜しくお願い致します。
奥富アナ:そしてこのコーナーでは、お別れに、
多賀アナ:ほぉ、もうお別れなんですねえ!
奥富アナ:ええ、もう、ハハハハッ(笑)あのまた出て頂きます。
多賀アナ:また来て下さいよおー。
奥富アナ:あのー、思い出の一曲を
多賀アナ:どんな曲なんですかねえー!
奥山アナ:そうなんですよー。北川社長の思い出の曲、なんでしょうか。
北川社長:はい。あのー6歳の時、昭和37年に、
多賀アナ:ろろ、6歳の時!
北川社長:ラジオから流れ、その時はテレビがありませんでした私の家に。ラジオからですね流れ、
多賀アナ:まさにこの AM のラジオで。
奥富アナ:6歳の時に聴いてー。どうだったんですか。
北川社長:背中にですね、電気が走った。
多賀アナ:フフフフ!(笑)
奥富アナ:はぁー!
北川社長:民謡と演歌ぐらいしか聴いたことがなかったんですが、これを聞いた時にですね、もう鮮明に覚えてるんですね。
奥富アナ:へぇー。
北川社長:6歳の子供に、背中に電気が走りました、ッハハ(笑)
多賀アナ:ラジオから、流れてきた曲で!
奥富アナ:うふふふふふ(笑)今日はその曲を、お聞きしながら、北川社長とはお別れということになります。この後お送りしたいと思います。
「いいまちおかやま」これからもみなさんどんどん、ずっとお聞きいただくコーナーにしていこうと思いますので、楽しみになさってください。
第一回、本日はこのコーナー企画してくださいました株式会社まつもとコーポレーション代表取締役北川克弘社長でした。どうもありがとうございました!
多賀アナ:ありがとうございました!
北川社長:ありがとうございました!
奥富アナ:それでは、6歳の、北川少年の、背中に電気が走った!
多賀アナ:ビリビリ~!と!
奥富アナ:フフ(笑)その曲をお聞きしながらお別れです。
♪弘田三枝子『バケーション』
※本記事は、RSKらじお「あもーれ!マッタリーノ」内「いいまちおかやま」で2019年1月8日に放送された内容を再編成したものです。
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