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CLT外部利用塗装部劣化に関して

CLTを活用する上では、せっかく木材を利用しているのだから、そのまま外部で表して利用したい。
しかしながら、雨紫外線等のよる劣化を考えれば当初のまま表しで維持することは難しいと思われる。

真庭市木テラス(2017年3月完成) 2018年3月写真

2018年3月の段階で、すでに1回塗装している。
そのような中、その可能性を探るべく2017年秋から、岡山県農林水産センター森林研究所(真庭市)で色々な塗料を使用して劣化実験を行っていた。

2018年3月
2019年11月

結果考査

実験半年後の3月時点では劣化の進行具合は塗料により差があるが、1年を経過した時点では塗料の違いによりその差は有るにしても、いずれの塗料でも劣化が発生している。しかしながらこの自然劣化現象は長期間放置しても表面の0.5mm程度しか現れない。

この結果から考えると、木の色合いを生かしたまま長期間維持しようとした場合硬質系の塗装をすると、維持のため数年事に足場を設置し、表面の硬化質部分を除去し、新たに同様の塗装する必用があり、維持管理に相当の費用が発生します。

つまり経済性を考慮すれば、自然劣化の色変化が目立たない色の浸透系塗料を用い、建築当初より茶色系の着色塗装を行った方がメリットがあるように思える。

木材劣化診断士 安田年一

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