この記事では、2022年現時点で、世界のホテル業界において圧倒的な強さを誇る企業7社を発表します。
マリオット・インターナショナル
2022年度、世界のトップホテル企業No.1に輝いたのは、アメリカ合衆国の多国籍企業であるマリオット・インターナショナル(Marriott International)です。これは予想できた人も多いのではないでしょうか?同社は、客室数という面から世界最大規模のホテルチェーンに選ばれました。世界各地131の国と地域に30つのブランドと7,642軒のホテルを保有しており、総客室数は142万3,044室に及びます。この客室数は、2020年〜2022年までの間に、135万8,400室から140万289室へと3.1%も大きく成長できたのが要因でしょう。
ジン・ジャン・インターナショナル
中国名は錦絵、英語名はジン・ジャン・インターナショナル(Jin Jiang International)というこちらの企業は、客室数で世界第2位のホテルチェーンに選ばれました。ホテル数はマリオット・インターナショナルよりも多いのですが、客室数が劣ります。最新の統計によると、2022年末までには10,000軒以上のホテルを保有し、約110万室を提供する予定とのことで、前年比6.7%増という成長を遂げています。
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ(Hilton Hotels & Resorts)は、世界第3位のホテルチェーンです。2020年から2022年にかけて、600軒以上のホテルを新たに獲得しました。同社の成長は、特にアメリカ合衆国において非常に大きなものとなっています。2022年時点では、客室数101万257室を有することになり、この数字は昨年と比べて4.9%も上昇しています。決算報告によると、2022年第3四半期では、客室14,700室を新たに追加し、純利益2億4,000万ドルを獲得しました。2020年第3四半期での11,200室の純増と2020年9月30日からの年間純増数が6.6%上昇しました。
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(InterContinental Hotels Group)は今年度、世界第4位にランクインしました。2020年〜2022年までの間、同社はわずか0.3%という”悪い”成長率を記録しました。2020年では、RevPAR(=販売可能な客室1室あたりの収益)が52.5%減少した結果、報告対象セグメントの営業利益が75%減少したことは注目に値するでしょう。ちなみに、同社が保有しているポートフォリオには、約6,000軒のホテルと88万6,036室の客室が含まれています。
ウィンダム・ホテルズ&リゾーツ
アメリカ合衆国の企業であるウィンダム・ホテルズ&リゾーツ(Wyndham Hotels & Resorts)は、世界で5番目に大きなホテルチェーンです。客室提供数が4.2%減少したことが”確認”されたことにより、本ランキングの中で唯一、前年と比較して客室数が減ったホテルチェーンとなりました。同社は現在、8,941軒のホテルを保有し、795,909室の客室数を誇っています。ニュージャージー州パーシッパニーに本社を置き、2020年12月期の売上高は13億ドル(約1,600億円)でした。
アコーホテルズ
アコーホテルズ(AccorHotels)は、全世界に5,000以上の宿泊施設を保有するフランスのホテルチェーンです。同社の客室数は約75万室にのぼり、客室提供数は年間3.1%増加しています。ここ数年、一貫した成長を続けており、2019年〜2020年にかけては約3%上昇すると予想されていました。また同社は最近、2024年のパリオリンピック/パラリンピックの公式パートナーに選ばれました。
ホワジュー・ホテルズ・コーポレーション
ホワジュー・ホテルズ・コーポレーション(Huazhu Hotels Corporation)もまた、莫大な数のホテルと客室を保有する中国のホテルグループです。本社は上海の長寧区にあり、2005年に設立された企業です。同社の客室数は60万7,137室、経営するホテルは約7,000軒にのぼります。特に2020年と比べると成長が著しく、2020年〜2022年にかけての客室提供数は23.2%増となりました。